「時間ある人がやれば?」いつも同じ保護者に頼む係。その場で渡された一覧表。
学校行事の準備を、いつも同じ保護者が担当していた。
オリジナル創作ストーリー・登場人物と出来事はフィクションです何気ないひと言が、ずっと気になっていたことを表に出す。これは日常のすれ違いを描いた、irohaのオリジナル短編です。登場人物や出来事はフィクション。今回は、気持ちを飲み込むだけでは終わらなかった場面をお届けします。
「ちょっとくらい」が、積み重なると
学校行事の準備を、いつも同じ保護者が担当していた。彩は断れず引き受けていたが、今度は必要な作業と時間を表にして持ってきた。
思いがけないひと言と、見えてきた事情
会議で表を配ると、短時間の仕事や自宅でできる仕事もあるとわかる。忙しいと言っていた人も、できる欄に名前を書く。彩はすべてを一人で管理せず、確認役も分けた。
その後、二人の間に残った約束
全員が同じ時間を出せるわけではない。それでも仕事の内容が見えると、参加の方法は増えた。「暇な人」ではなく「この作業ができる人」を探す。表が変えたのは、頼み方の前提だった。
毎日に、ちょっといい発見を。
相手の事情を知ることと、自分の困りごとを黙って引き受けることは別の話。伝え方を変えたから必ず解決するわけではありませんが、この物語の主人公は、事実と気持ちを分けて話すことから一歩を踏み出しました。あなたなら、この場面でどんな言葉を選びますか。
毎日に、ちょっといい発見。 iroha.



