知らない車が毎週うちの駐車場に…。注意書きを貼る前にした、たった一つの確認。
借りている駐車場に、また見覚えのない車が停まっていた。
オリジナル創作ストーリー・登場人物と出来事はフィクションです何気ないひと言が、ずっと気になっていたことを表に出す。これは日常のすれ違いを描いた、irohaのオリジナル短編です。登場人物や出来事はフィクション。今回は、気持ちを飲み込むだけでは終わらなかった場面をお届けします。
「ちょっとくらい」が、積み重なると
借りている駐車場に、また見覚えのない車が停まっていた。拓也は怒って紙を貼ろうとしたが、契約書の区画番号を先に確認した。
思いがけないひと言と、見えてきた事情
管理会社へ写真と日時を送り、状況を説明する。調べると、新しい入居者に渡した案内の番号が誤っていた。相手も自分の区画だと思い込んでいたのだ。
その後、二人の間に残った約束
案内が修正され、駐車はなくなった。相手は「知らずにすみません」と挨拶に来る。拓也は車に触れず連絡したことを振り返った。悪意と決めつける前に事実を確かめる、それが近道だった。
毎日に、ちょっといい発見を。
相手の事情を知ることと、自分の困りごとを黙って引き受けることは別の話。伝え方を変えたから必ず解決するわけではありませんが、この物語の主人公は、事実と気持ちを分けて話すことから一歩を踏み出しました。あなたなら、この場面でどんな言葉を選びますか。
毎日に、ちょっといい発見。 iroha.



