「注文してません!」玄関に届いた大量の荷物。送り状の一行で、まさかの展開。
朝、玄関に同じ箱が三つ届いた。
オリジナル創作ストーリー・登場人物と出来事はフィクションです何気ないひと言が、ずっと気になっていたことを表に出す。これは日常のすれ違いを描いた、irohaのオリジナル短編です。登場人物や出来事はフィクション。今回は、気持ちを飲み込むだけでは終わらなかった場面をお届けします。
「ちょっとくらい」が、積み重なると
朝、玄関に同じ箱が三つ届いた。注文の覚えがない香織は、開封せず送り状を見た。住所は合っているが、部屋番号が隣の数字になっていた。
思いがけないひと言と、見えてきた事情
配送会社へ連絡し、回収を待つ。隣人が慌てて出てくると、箱は引っ越し後に頼んだ収納用品だった。「勝手に開けなくてよかった」と香織は胸をなで下ろした。
その後、二人の間に残った約束
受け渡しは配送会社の案内に沿って終わった。後日、隣人と廊下で挨拶するようになる。大量の箱に驚いた朝の答えは、大きな事件ではなく一桁の確認。それでも落ち着いて見てよかった。
毎日に、ちょっといい発見を。
相手の事情を知ることと、自分の困りごとを黙って引き受けることは別の話。伝え方を変えたから必ず解決するわけではありませんが、この物語の主人公は、事実と気持ちを分けて話すことから一歩を踏み出しました。あなたなら、この場面でどんな言葉を選びますか。
毎日に、ちょっといい発見。 iroha.



