深イイ話:満員電車で泣いていた少年を助けた新大阪のおじさん。

車椅子の息子さんをもつお母さん兼TwitterユーザーのTAKERU/TK2/YUU(@Takeru_FTX)さん。普段は車で出かけることが多いそうですが、この日は電車で移動することにしました。

しかし、この日はゴールデンウィーク真っ最中。もちろん新大阪駅構内は大混雑で、電車ももれなく超満員だったそう。なんとか車内に息子さんの車椅子を停める場所は確保できましたが、掴まれそうな場所もなく不安定で、電車が揺れるたびに周りの人に押されて車椅子も壊れんばかり。

涙目の息子さんをお母さんも身を盾にして必死で息子さんを守ろうとしますが、その瞬間。「浪速のおっちゃん」が現れたのです。

次の瞬間、おじさんが口にした言葉に、息子さんもお母さんも衝撃を受けます。

こうして赤の他人である「浪速のおっちゃん」が車椅子の息子さんを助けてくれたのです。通勤電車など、人でごった返す車内では、小さないざこざやトラブルは日常茶飯事。でも、できればトラブルは避けたいと思うのが人の常です。

そんな気持ちから、泣いている息子さんをまえにしても動けずにいたお母さんの代わりに、「浪速のおっちゃん」はそのカリスマ的なリーダー性を発揮し、周囲の人に声をかけ、車椅子を安全な場所へ誘導してくれたのです。

さらに、彼の思いやりの心はしだいに車内の人々に「感染」していき、最終的にこの電車は若い人たちが年配者や赤ちゃん連れに席を譲りだす和やかな雰囲気に包まれたのです。そして「次の駅で降りていく」おじさんにお母さんが「ありがとう!」とお礼をいうと…。

イヤイヤと手を振りながら、電車を降りていったそうです。なんてカッコイイおじさんなのでしょう。

TAKERU/TK2/YUUさんがこの体験をTwitterに投稿したところ2万8千件を超える「いいね」が寄せられ、1万5千回以上リツイートされるなど大きな反響を呼び、さらに「カッコイイとは、こういう事やな~!」や「これが浪速男の真骨頂」といったコメントも多数寄せられています。

もちろん「浪速のおっちゃん」だけでなく、その場で車椅子の息子さんのために行動してれた人たち全員に向けた感謝のメッセージもTAKERU/TK2/YUUさんは後日Twitterに投稿しています。

車椅子生活の康平は車での移動ばかりですが、今日は電車の移動です。駅員さんがスロープを用意して乗降駅で送迎してくださいます。

Posted by Masao Saikawa on Friday, October 26, 2012

電車でお年寄りや妊婦さんなどを見かけた時、席を譲りたいなと思っても、なかなか一歩踏み出せずにいる人が少なくないはず。「断られたらイヤだな」といった気持ちが先走ってしまい、声をかけづらいという人もいることでしょう。

ツイ主さんが語っているように誰もが「浪速のおっちゃん」のようになれるわけではありませんし、なる必要もありません。ですが、いつかこんな風に人々が当たり前のように助け合って生活できる社会になる日が来ることを強く願わずにはいられません。